なりたい自分を描くには・・
いまや本屋さんにいくと、女性向けの自己啓発のコーナーが、必ず一つはあるもの。
一昔前までは、ワンコーナーあればいい方だったのに、今では本棚ひとつ、まるまる女性のライフスタイルの本で埋まってしまいます。
私も幾度となくそんなコーナーに足を止めてきました。
日本の本だけでなく、ときには外国の著者の本を手にしたこともありました。
いくつもの本を読んで、感想や思ったことを雑記帳にまとめ、最後さらに自分なりに分析したことだけを「自分ノート」まとめました。
その時に私が思ったこと、書きつけたことは・・・。
なりたい自分、理想の自分のイメージ。
それはもはや、ひとつには絞れない、ということ。
社会的にも女性の立場がどんどんと変化する中、女性の価値観もどんどんと進化しています。
年齢や環境、ライフステージによって「いくつもの自分」があるんだ、ということ。
そんな風に考える中、私は「理想の自分」のイメージを
・女性として
・人間として
・妻・友人として
という3カテゴリーに分けました。
女性として、というのはある意味一番わがままに描ける自分。
女性であることを楽しめる自分。
人間として、というのはある意味社会的な役割として。仕事をしているときの自分。
妻・友人として、というのは、相手(他社/特に親しい人)にとって、理想とする自分。
「女性として」と「妻として」が別カテゴリーになっているのは私のこだわりで、女性としての自分は(いくら夫であっても)男に媚びるのが一切いやだから。
女である自分は自分が自分を謳歌するもの。
男性に褒められればそれはそれで嬉しいけれど、男性に褒められたいからそうするのではなく、自分で自分を楽しめるか。これこそを判断基準としたいから。・・というコダワリです。
さらに、このカテゴリーを「縦軸」とすると、「横軸」には
・心(heart)
・頭(mind)
・行動(action)
というカテゴリーを。
心は感じ取るところ。
頭は考えるところ。
行動は感じとり、考えたことを具体的な動作に移していくこと。
イメージを広げていけるように言葉はシンプルな方がいいので、
英単語で「なりたいイメージ」を選びます。
私が作った「自分ノート」の「理想の自分」のイメージは、こんな感じ。
念のために強調しておきますがこれはあくまで理想という、コンセプト上のイメージです。
これはペンネームを使ったブログなので公開できますが、実名で夫や友人たちにはちょっと恥ずかしくて見せられません。
とても腹の立つことやどうにもならないこともあるのが現実。
そんなときにはHull of Poisonにもなれば、So Dangerousになることもあります。
私の書き入れた英単語も「お手本」というわけではなく、日本語でもいいし、理想とする映画の登場人物とかにしたっていい。
このイメージは、自分で自分をメンテナスしたくなったときに役立てばいいもの。
人に見せるのが恥ずかしいのは、現実の自分とこのイメージにギャップがあるからです。
でも、それでいいんです。
理想と現実のギャップにこそ「なりたい自分」が存在するわけですから。
私がこの項目を作ったときは、嫌なことばかりで心と頭が Hull of Hate でした。
映画の登場人物で書くならターミネーターとしか書けない。
そんな時もありました。(どんだけやねん)
こういうことを始めた一つの原因は、
「友だちに愚痴電話ばかりをかけている自分に気が付いた」ことでした。
友人だって仕事で疲れたり、恋愛でうまくいかなかったり。
それは誰でも同じなのに。
自分のことばかりつべこべと話していた。
いやなことがあったから、と友人にまで嫌な思いを分けていたのです。
そんな自分に気がついたとき、
「せっかく友達は時間を割いてくれたのに、嫌な思いをさせてしまった」と後悔したのです。
もちろん、愚痴を聞いてもらうことで心を軽くできることもあります。
でも、それなら「上手に愚痴」を言えるようにならないと。
まるでテレビの再現映像のエピソードのように、さらっと話して
キリの良いところで切り上げて。
最後には聞いてもらったことに感謝して、お礼を言って気持ちよく終わらないと・・・
そう反省したことがきっかけでした。
今では以前のような愚痴はほとんど言わなくなりました。
本当に困ったときや深刻なときは、適切な相手を選んで「相談」という形にして、
世間話のような、「腹が立つあるある」エピソードはある程度笑い話にして。
理想のイメージは、自分で自分を満たすためのコンセプトです。
不思議なことに、いろんな側面で自分を満たしていくと・・それまでできない、と思っていたことがすっとできるようになっていくんです。
この私はこのイメージに、さらに具体化できるグッズや小物の一覧を付けています。
そのお話は、また次回に!