「良い気分」を持続する
「引き寄せの法則」といえば、一冊くらい読んだことがある内容かもしれません。
かくいう私もザ・シークレットのような海外の本から、ベストセラーになったものなど、いくつか目を通してきました。
「引き寄せ」に関わることで、キーとなるもののひとつ。。
「良い気分でいること」
自分自身の気持ちをポジティブに保つことで、良いことを引き寄せていく、という発想は、本を読みながらたしかに一理ある。。と思わされるところです。
世の中には、心根のとても良い人がいるものです。
私は、幸運にもそんな人に何人かあってきました。
心根が良い、とは、話し方も、態度も、振る舞いも…その人の「在り方」が素直でとても感じが良いのです。
気張ってガンバってよくしているのではなく、
素の状態での感じ良さ。
ちょっとでもネガティなことがあると重い気分になりがちだった私から見ると
天使かな?
と思えるほどの、軽やかで、しなやかな人。
今日は、私が出会った「一緒にいるだけで気分が良くなれる人」を題材に、「引き寄せの法則」のキーポイントである「良い気分でいる」ことについて考えてみたいと思います。
良い気分でいること。
それがなかなかうまくいかない人は、多いものです。私も未だ、そのうちの一人なのでしょう。
引き寄せでは良い気分でいることで、良いことが引き寄せられていく、とありますが、実際それはどのくらい現実性のあるものなのでしょうか。
実際にお会いした方を例にしてみましょう。
私が実際に知っている方…
それは、80歳を超えるマダムです。
年齢的に言えば、高齢者。
歳を重ねたコンディションは人さまざまですが、彼女の健康的な状態はすこぶるよく、足腰も丈夫。
そして頭の回転の早いこと!
20歳は若く見えます。
とても80代には思えません。
彼女を見ていると、高齢者のイメージが覆されるよう。そんな方です。
私の通う習い事にいる方なのですが、
私は彼女に会うのが、とても楽しみなんです。
なぜなら、一緒にいると気分が良くなれるから。
私とは親子よりも年齢の離れている人。
着ている服は明るい色が多く、習い事の課題も毎回必ず提出、しかもパーフェクト。気取ったところも年長者ぶったところもなく、心が柔らかく、彼女がいると空気が明るく感じるのです。
同じクラスにいる60代くらいのマダムは、本当は違うクラスに在籍しているものの、このマダムに会いたいという理由で時々クラスを変えて出席してくるほど。
この明るく、気持ちの良いマダムにあって、刺激を受けたいのだそう。
自分も頑張らなきゃ!と思わされるのだそうです。
でもこの80代のマダム。
自己主張の強いような、存在感の強いタイプでは、まったくないのです。
むしろマイペースな感じ。でも、だからこそすごいのです。
マイペースで自然体で、この若々しく、明るい感じ。
なんて可愛らしい方なのだろう、と「おばあさん」のイメージが変わるほど、気持ちのいい方。
そんなマダム。
ある日、帰り道に一緒に歩いていると、今はひとりで暮らしていることを話してくれました。旦那様は数年前に、突然の体調変化によって別れを告げることになったのだそう。
でも、そのことを話したマダムは、いつもの明るい声を少しだけ寂しげに、いつものちゃきちゃきとしたトーンで
まるで映画のあらすじでも話すように、淡々と。。。でも、ずっと一緒に暮らしてきたから寂しくてたまらないのよ、と。
きっと、本当に寂しく、辛い時間を過ごした時期もあったことでしょう。
でも、そこにネガティブな空気や、重い空気が全然ないのです。
いつもの声に、少しだけ寂しそうなトーンを感じさせ、
ちょうど駅が見え来ると、
パッと明るい笑顔で、それではまた来週。と小さくお辞儀をして歩いていかれました。
そんなマダムを見て、私は
なんと軽やかで、柔らかな心なのだろうと思い、明るい笑顔がむしろ切なげに思えて。何かマダムのためにできることはないかな、と考えながら
電車に乗りました。
マダムを守ってあげたいな。そんな気持ちになりました。
マダムの周りには、彼女に会いたいという人が何人もいるのです。
それは、彼女の「良い気分」が伝わってくる、軽やかで柔らかい心ゆえなのでしょう。
ああ、気分をよくしていく意味とは、こういうことなのかな、と思いました。
もしマダムがなにか困っている、と言ったら、周りにいる人がすぐに手を差し伸べることでしょう。
小さなお願いなら、すぐに叶う。
その空気をいつもまとっているようです。
「良い気分でいる」と、いいことが起こる。
それは現実性の高いものだと思います。
なぜならさみしいと言っているこのマダム。
マダムに会いたい、と思っている人が何人もいます。
クラスまで変えて会いにくるひとたち。
かく言う私も、登録しているのは違うクラスなのですが、このマダムに会いたくて、また同じクラスに出席しようか考えているところです。
どんどんと人を引き寄せているマダム。
私もマダムを見習って、軽やかな心と明るさと。
自然体で良い気分に居られるよう、修行!していきたいと思います。
なりたい自分を描くには・・
いまや本屋さんにいくと、女性向けの自己啓発のコーナーが、必ず一つはあるもの。
一昔前までは、ワンコーナーあればいい方だったのに、今では本棚ひとつ、まるまる女性のライフスタイルの本で埋まってしまいます。
私も幾度となくそんなコーナーに足を止めてきました。
日本の本だけでなく、ときには外国の著者の本を手にしたこともありました。
いくつもの本を読んで、感想や思ったことを雑記帳にまとめ、最後さらに自分なりに分析したことだけを「自分ノート」まとめました。
その時に私が思ったこと、書きつけたことは・・・。
なりたい自分、理想の自分のイメージ。
それはもはや、ひとつには絞れない、ということ。
社会的にも女性の立場がどんどんと変化する中、女性の価値観もどんどんと進化しています。
年齢や環境、ライフステージによって「いくつもの自分」があるんだ、ということ。
そんな風に考える中、私は「理想の自分」のイメージを
・女性として
・人間として
・妻・友人として
という3カテゴリーに分けました。
女性として、というのはある意味一番わがままに描ける自分。
女性であることを楽しめる自分。
人間として、というのはある意味社会的な役割として。仕事をしているときの自分。
妻・友人として、というのは、相手(他社/特に親しい人)にとって、理想とする自分。
「女性として」と「妻として」が別カテゴリーになっているのは私のこだわりで、女性としての自分は(いくら夫であっても)男に媚びるのが一切いやだから。
女である自分は自分が自分を謳歌するもの。
男性に褒められればそれはそれで嬉しいけれど、男性に褒められたいからそうするのではなく、自分で自分を楽しめるか。これこそを判断基準としたいから。・・というコダワリです。
さらに、このカテゴリーを「縦軸」とすると、「横軸」には
・心(heart)
・頭(mind)
・行動(action)
というカテゴリーを。
心は感じ取るところ。
頭は考えるところ。
行動は感じとり、考えたことを具体的な動作に移していくこと。
イメージを広げていけるように言葉はシンプルな方がいいので、
英単語で「なりたいイメージ」を選びます。
私が作った「自分ノート」の「理想の自分」のイメージは、こんな感じ。
念のために強調しておきますがこれはあくまで理想という、コンセプト上のイメージです。
これはペンネームを使ったブログなので公開できますが、実名で夫や友人たちにはちょっと恥ずかしくて見せられません。
とても腹の立つことやどうにもならないこともあるのが現実。
そんなときにはHull of Poisonにもなれば、So Dangerousになることもあります。
私の書き入れた英単語も「お手本」というわけではなく、日本語でもいいし、理想とする映画の登場人物とかにしたっていい。
このイメージは、自分で自分をメンテナスしたくなったときに役立てばいいもの。
人に見せるのが恥ずかしいのは、現実の自分とこのイメージにギャップがあるからです。
でも、それでいいんです。
理想と現実のギャップにこそ「なりたい自分」が存在するわけですから。
私がこの項目を作ったときは、嫌なことばかりで心と頭が Hull of Hate でした。
映画の登場人物で書くならターミネーターとしか書けない。
そんな時もありました。(どんだけやねん)
こういうことを始めた一つの原因は、
「友だちに愚痴電話ばかりをかけている自分に気が付いた」ことでした。
友人だって仕事で疲れたり、恋愛でうまくいかなかったり。
それは誰でも同じなのに。
自分のことばかりつべこべと話していた。
いやなことがあったから、と友人にまで嫌な思いを分けていたのです。
そんな自分に気がついたとき、
「せっかく友達は時間を割いてくれたのに、嫌な思いをさせてしまった」と後悔したのです。
もちろん、愚痴を聞いてもらうことで心を軽くできることもあります。
でも、それなら「上手に愚痴」を言えるようにならないと。
まるでテレビの再現映像のエピソードのように、さらっと話して
キリの良いところで切り上げて。
最後には聞いてもらったことに感謝して、お礼を言って気持ちよく終わらないと・・・
そう反省したことがきっかけでした。
今では以前のような愚痴はほとんど言わなくなりました。
本当に困ったときや深刻なときは、適切な相手を選んで「相談」という形にして、
世間話のような、「腹が立つあるある」エピソードはある程度笑い話にして。
理想のイメージは、自分で自分を満たすためのコンセプトです。
不思議なことに、いろんな側面で自分を満たしていくと・・それまでできない、と思っていたことがすっとできるようになっていくんです。
この私はこのイメージに、さらに具体化できるグッズや小物の一覧を付けています。
そのお話は、また次回に!
心と時間の満たし方。
はじめまして。
Lucieです。
記念すべき投稿第1作目は、まずご挨拶から。
編集者を経て、その後ヨーロッパに留学。その後ヨーロッパに幾度となく渡航しながら
フリーランスとして活動しています。
20代の頃、仕事や生き方を模索しながら、いろんな本を読み漁ったり、まとめてみたり、
自分なりの手帳の書き方を作ってみたり・・・試行錯誤を重ねました。それは自分と向き合える、充実したひとときでもありました。
ノートに文字や文章を書くごとに、「心の想い」と「頭の考え」の隙間が埋まるようで、
心が追いつかなかった時間をもう一度振り返って取り戻し、新しい時間への準備を整えていくと自然と心も整うようでした。
結婚後は家事や生活の中で、昔のような「なりたい自分」や「仕事の目標」などはあまり立てずに過ごしてきたものの、
やっぱり以前のようにマインドマップやToDoリストを書いていた方が気持ちにゆとりが持てる!と思い直し、
以前はこっそりと「自分ノート」に書いていたことや、自分なりのやり方をブログで公開しながら、時間との向き合い方を書き残していこうと思っています。
みなさま 末永くお付き合いくださいませ。
Lucie
「自分ノート」
私はかわいいノートが好きで、コレ!と思うものを見つけると
すぐ買ってしまいます。
そうして貯め込んだノートを、
仕事のコンセプト用
日記用
料理のメモ用
・・・という具合に分けて使っています。
だから、私の引出しはノートだらけ。
特に仕事のコンセプトや日記のノートでは、年末になるとその中からとっておきたいページに付箋を貼り、手帳用の小さなレフィルに書き写して保管します。
・・・というのも。これらのノートには「自分の反省」や「考えが煮詰まる途中」の経過も書きつけられているので、すべて取っておくよりも端的にまとめた方が、読みやすくて効果的。
それに、もう一度描き直すことで、以前の出来事や気持ちをもう一度振り返って、心を新たにできます。
こうして書き起こされた「まとめレフィル」を「自分ノート」と呼んでいます。
日記でもない、予定でもない、今までの自分の軌跡をまとめたもの。
さらに、「自分ノート」には、今年の自分の目標や、叶えたい夢のページを。
過去の自分のまとめは、意外と自分を救ってくれるもの。
同じような失敗をしていないか、変えたい、と思いながら変わっていないことは何か。
そんなことを考えるだけでも、ちょっと自分をブラッシュアップできるように思えます。
私が一番初めに「自分ノート」を作ったのは、15年も前。
今でも「自分ノート」は私にとって、とても大事な「心の居場所」です。